「物件調査」と「資 料準備」

「物件調査」と「資 料準備」

人間は、相手の性格や経歴、特技や趣味、大切なもの、両親や兄弟との関係など、相手のことを知れば知るほど積極的にアプローチしたくなります。

 

逆に、わからないことが多いほど消極的になりがちです。

 

つまり、「物件調査」と「資料準備」が重要です。

 

不動産も同じで、大切なことは、買主にとってわからないことや不安なことを極力なくすことです。

 

一般的に、まず仲介会社は基本調査を行い、必要最小限の「物件概要書」を作成します。

 

そして、買主に営業資料として渡します。

 

買主は、真剣に購入を検討するのであれば、その「物件概要書」だけでは情報が足りません。

 

そのため、詳細調査は買主が自ら行います。

 

ただし、買主が自ら調べることができるものと、売主の協力や承諾を得ないと調べられないものがあります。

 

前者は、現地調査や役所調査などが該当します。

 

後者は、土地の地中埋設物、地盤の強度、土壌汚染、液状化リスク、境界関係や建物の遵法性や耐震性などが該当します。

 

少し想像していただけたらわかると思いますが、これらの調査には多大なる時間と労力がかかります。

 

だから現実問題として、そこまで調べきれないこともあります。

 

すると、「わからないこと」が残ることになります。

 

「わからないこと」が多い不動産については、「買ったあとにとんでもない問題が見つかるのではないか」「わからないことが多いので、購入は見合わせよう」などと、買い手側に不安やためらいが生じます。

 

産は、たとえ購入するとしても、そのようなリスクがあるかもしれない不動問題があった時に損害が生じる危険があるため、そのリスク相応分を差し引いて、買い手側はできるだけ安く買おうとします。

 

一方、あらゆる情報が詳細に渡って公開されている不動産であれば、どのような魅力があるのか、どのような問題があるのかを含めて、買主は購入を検討します。

 

そのため、購入に対する漠然とした不安が薄まり、ます。
積極的にその物件を購入する傾向にありさらにいえば、詳細情報が公開され、特に大きな問題のないことが明らかになっている「優良不動産」の場合には、買主が、「この物件なら、高くても買いたい」と、高値で購入してくれる可能性が高まるのです。

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